開業直後は100万円未満も…「石の上にも3年」の心構えが必要

行政書士として仕事をスタートするからには、「年収」「稼ぎ」といったキーワードを割けて通ることはできないでしょう。
もちろん、人それぞれ仕事へのスタンスは異なるわけですが、行政書士になったらどの程度の年収を想定できるのか、気になるところだと思います。


【 行政書士開業1年目の年収は、ないものと思うべし 】

“行政書士の年収”ということで、その相場を一括りに語ることは難しいのですが、総じて言えるのは「1年目はなかなか厳しい」ということです。
開業前からある程度コネや人脈があり、開業後に即実務に携われる方であれば会社員程度、もしくはそれ以上の年収を見込めるのでしょうが、多くの開業者はそのような恵まれた環境にいるわけではありません。
“実務経験なし”“金なし・コネなし”で行政書士業をスタートさせる方の年収というのは、1年目であれば100万に満たないケースはざらにあります。

よって、開業後しばらくは「貯蓄を切り崩しながら生活する」、もしくは「ダブルワークに励む」などの状況は不可避であると言えましょう。
何とも夢のない、非常に厳しい現実を提示してしまいましたが、真実ですから仕方ありません。


【 士業開業にこそしっくりくる“石の上にも三年” 】

“石の上にも三年”という言葉をご存じの方も多いと思いますが、これはまさに士業開業者のためにあるような言葉です。
行政書士にしろ社労士にしろ、開業後3年の年収は散々なものでしょう。
むしろ「3年間を乗り切れる人がその後を生き延びることができる」とも言いかえることができますが、それほどに士業は生き残り厳しい世界なのです。

中には「こんなはずじゃなかった」と開業3年以内に早々に業界を去っていく人も多く、行政書士の廃業率は「開業3年以内に8割」とも言われています
厳しい状況下において、すぐに見切りをつけられるのであれば退くのも得策でしょう。
しかしながら、何かしら成し遂げたいことがあって開業したのであれば、年収云々といわず、とりあえずはその場で踏ん張ることも必要です。
厳しくとも何とか暖簾を下ろさずにいる中で、徐々に状況が好転していく可能性は十分にあります。

よって、行政書士の開業については、まず3年間、続けられるかどうかがカギとなりそうです。
年収は必ず後からついてくると信じて、頑張ってみましょう!

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